採用ノウハウ

中途採用の医師・看護師、勤務実態の確認をするならいつ・誰に聞くべき? リファレンスチェック実施タイミングと聞き方

採用ノウハウ2026.08.27約5分で読めます
面接メモを見返しながら電話をかける採用担当者

リファレンスチェックは、そもそも前職があることが前提の確認手法です。つまり主戦場は新卒採用ではなく中途採用になります。ただ、いつ実施するか、誰に話を聞くかは、医療機関の採用担当者の間でも意見が分かれるところです。この記事では実務上の判断ポイントを整理します。

01実施するタイミング:内定前か内定後か

内定を出す前にリファレンスチェックを行えば、確認結果を採用可否の判断材料にできます。ただし、まだ選考中の段階で前職に連絡することに抵抗を感じる候補者もいます。実務上は内定後に行う病院のほうが多いようです。候補者の心理的ハードルが下がるぶん、確認結果に重大な問題が見つかった場合に限って内定取消を検討する、という運用のほうが動かしやすいためです。

02誰に聞くか、本人指定だけでいいのか

候補者本人に紹介者を挙げてもらう形が一般的ですが、本人が選ぶ以上、良い話をしてくれそうな人に偏りやすいという弱点があります。上司・同僚・部下など、立場の異なる複数人に話を聞くことで、この偏りをある程度補正できます。1人の証言だけで判断を確定させるのは避けたいところです。

ヒポくん

ヒポくんメモ本人が選んだ紹介者から悪い話が出てくることは、まあ稀だよね。だからこそ、上司・同僚・部下で見え方が違う、っていうのが分かるだけでも十分価値があるんだと思う。

03現職に在籍中の候補者への配慮

候補者がまだ現職に在籍している場合、現在の職場に転職活動が知られるリスクには注意が必要です。現職の上司や同僚には連絡せず、退職済みの元同僚や、以前の職場での関係者に絞って確認するといった配慮が求められます。誰に連絡していいかは、必ず候補者本人の同意と指定の範囲内で行います。

04中途採用で特に見るべきポイント

中途採用では即戦力としての期待が大きい分、「何ができるか」だけでなく「チームに合流したときにどう動くか」を確認する価値があります。前職での協働スタイルやコミュニケーションの取り方は、面接の受け答えだけでは判断しづらく、リファレンスチェックが補える部分です。

05よくある質問

Q. 現職に在籍中の候補者に、リファレンスチェックを断られたらどうすればいいですか?

強制はできません。現職への配慮を理由に断られた場合は、内定後まで実施を待つ、最終選考の一部として改めて依頼するなど、候補者が声をかけやすいタイミングに変更することで、応じてもらえるケースもあります。それでも難しい場合は、面接での深掘りを厚くするなど、別の確認手段を組み合わせることになります。

Q. 内定後に確認結果が芳しくなかった場合、内定を取り消せますか?

内定取消は法的な制約があるため、事前に確認結果をどう扱うかの方針を整理しておくことをおすすめします。判断に迷う場合は弁護士等の専門家にご相談ください。

「本人が選んだ紹介者」だけで終わらせない

ヒポチェックは、医療機関に特化したリファレンスチェックサービスです。複数の関係者への確認を通じて、面接では見えない働きぶりを明らかにします。

レポートを見せるヒポくん