基礎知識

医師・看護師の前職確認、自分たちでやるといくらかかる? リファレンスチェックの費用相場と代行の比較

基礎知識2026.08.26約5分で読めます
電卓とノートPCでリファレンスチェックの費用を試算する採用担当者の手元

「リファレンスチェックは自分たちでやればタダでしょう」と言われることがあります。半分正しく、半分間違っています。金銭的な支出は確かに発生しませんが、採用担当者や看護部長の時間はかかっています。この記事では、自分たちでやる場合の実質コストと、代行サービスに頼む場合のコストを比較し、紹介手数料と並べたときの費用対効果を整理します。

01自分たちでやる場合の実質コスト

候補者の前職に電話をかけ、複数の関係者から話を聞き、内容を整理してレポートにまとめる。1人の候補者について、これを丁寧にやろうとすると、担当者の稼働は数時間から半日程度になることも珍しくありません。採用担当者や看護部長がこの時間を割いている間、本来の業務は止まっています。金額に換算されないだけで、コストが発生していないわけではありません。

02代行に頼む場合のコスト感

外部のリファレンスチェック代行サービスを使う場合、料金体系は会社によって幅があり、候補者1名あたりの従量課金制や、月額・年額の契約プランなど形態もさまざまです。具体的な金額は各社の公表資料を確認する必要がありますが、いずれにしても、看護師の紹介手数料相場(全日本病院協会調査で平均76万円)や医師の紹介料相場(東京都病院協会調査で平均335.9万円)と比べれば、桁が一つ以上小さいのが一般的です。

03「安く済ませる」と「精度を落とす」の違い

自分たちでコストを抑えようとして、忙しさを理由に1人にしか話を聞かない、電話ではなくメールで簡単に済ませる、というやり方を見かけることがあります。これはコストを下げているのではなく、確認の精度を下げているだけです。複数の関係者に話を聞くから、面接だけでは見えなかった食い違いに気づけます。1人分で済ませた確認は、精度の面では「やっていない」のとあまり変わりません。

ヒポくん

ヒポくんメモ1人に電話して「特に問題ないですよ」で終わらせちゃうケース、たまに聞くんだよね。それ自体は悪いことじゃないんだけど、3人に聞いて2人だけ違う話をしてた、みたいな発見は1人だけだと絶対に出てこない。

04自分たちでやるか代行か、どちらが向いているか

年間の採用人数が数名程度で、担当者に時間の余裕があるなら、自分たちでやることも不可能ではありません。一方、採用人数が多い病院や、複数拠点で採用が並行して走る医療法人では、担当者ごとに聞き方や評価基準がばらつきやすく、標準化された手法で代行に任せたほうが、確認の質を一定に保ちやすくなります。

05紹介手数料と並べて考える費用対効果

看護師1人の紹介手数料の相場は平均76万円、最大124万円という報告があります(全日本病院協会調査)。これだけの手数料を払って採用した人が早期離職すれば、再募集にはまた同じだけの費用がかかります。リファレンスチェックにかける費用は、この再募集リスクを減らすための保険のようなものだと考えると、金額の大小だけで判断しにくくなるはずです。

本記事の紹介手数料データは全日本病院協会「病院における人材紹介手数料調査」(2020)、東京都病院協会の調査等をもとにした一般的な情報提供です。リファレンスチェック代行の具体的な料金は各社の公表資料をご確認ください。

06よくある質問

Q. 自分たちでリファレンスチェックをする場合、最低限どのくらいの時間がかかりますか?

候補者1名につき、電話でのヒアリングと記録の整理を含めて、1〜2時間程度は見ておくのが現実的です。複数の関係者に話を聞く場合は、その分だけ時間が積み上がります。

Q. 代行サービスを使えば、自分たちでやる場合にかかる時間はゼロになりますか?

会社によって対応範囲は異なります。ヒアリングのみを代行し、候補者への同意取得や推薦者への案内・日程調整は病院側で行う設計のサービスもあれば、候補者への案内文の用意から推薦者の日程調整、ヒアリング、レポート作成までを一括して引き受ける「フルサービス型」のサービスもあります。ヒポチェックは後者にあたり、病院さまにお願いするのは最初のお申し込みと、レポートを踏まえた採用可否の最終判断だけで、それ以外の工程はすべてお任せいただけます。

その確認、担当者の「片手間」になっていませんか

ヒポチェックは、医療機関に特化したリファレンスチェックサービスです。ヒアリングから評価レポートの作成まで、標準化された手法でお任せいただけます。

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